狭き門
アンドレ・ジッドの小説に
「狭き門」という作品があります
今日はこの狭き門についてお話します
福音書の中でイエス大師は
「狭き門より入れ、滅びにいたる門は大きく
その路は広く、之より入る者多し」
(マタイ、7;13)と説き
また別の箇所では「金持ちが天国に入るのは
らくだが針の穴を通ることをよりもむずかしい」(マタイ19;24)とも説いています
針の穴というのは誤訳で
本当は城壁に作られていた通路の穴だったということです
当時のローマ帝国内の都市の多くは
城壁に囲まれていて
所々に穴のような通路が作られていました
その穴の大きさはらくだが歩いて通ることはむずかしく
行商人は、城壁の前でらくだから荷物をすべて降ろし
その荷物を城壁の中に入れて預け
らくだを城壁の外につないでいたということです
だから正しくは「針の穴」ではなく
「城壁の穴」が正しい言い方です
これはヒラリオン覚者が伝えた「寺院の教え」の中に書かれています
私が言いたいことは
イニシエーションの道を志す人は
この話をきっと忘れることはないということです
狭き門
2011年05月01日 · コメント(1) · 未分類
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Foster // 2017年03月28日 3:57 AM
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