童話について
昔ヨガの先生がお話くださいました。
三匹の子豚の童話は、
秘教的な意味がこめられていると。
ワラの家とは、肉体のこと、
板の家とは、アストラル体のこと、
そしてレンガの家は、メンタル体のことである
と言われました。
つまりメンタル体は、
一番堅固(けんこ)ですが、
それだけに丁寧に、
そして注意深く建造していくべきであるというお話でした。
別に急ぐ必要はないと、
言われました。
この生涯だけのものではありませんから、
人間世界をいつかは卒業したいと思う人は、
遠大な計画を建てて、
メンタル体を建造したいものです。
かつて、中国の工芸家が、
水晶をくりぬいて、
球体の中に球体が含まれていて、
その球体の中にも、
小さな球体が含まれる
という造形品を見たことがありますが、
それを作るのに、
どのくらいの年月がかかったのか
見当もつかないようなものでした。
人間の一生で完成することができるのでしょうか?
こつこつと作業し、
決してあきらめることのない、
堅固な意志がなければ作れないものです。
もう一つ、有名な童話を取り上げるとしたら、
童謡で歌われている
うさぎと亀の物語も、
秘教的な意味がこめられていますね。
うさぎのように、才能に恵まれたものよりも、
たいした才能もないけれど、
こつこつと努力する人の方が、
先に目的を達成するということを伝えているのだと思います。
童話について
2011年07月16日 · コメント(0) · 未分類
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