或るミュージシャンのお話
或るミュージシャンの
コンサートに行ってきました。
その方がおっしゃるには、
全ての人の生涯は、
全て最初から神のプログラムに書かれていて、
どの人もそのプログラムに沿って
実演しているだけだということです。
不思議なことをおっしゃる人だな
と思って聞いていました。
「じゃ、私がここにコンサートを聴きにくるということも、
プログラムに書かれていたの?」
と私は心の中でつぶやいていました。
まあそんな些細なことは
ともかくとして、
人生の大きな選択については、
どの人も
すでに作られているプログラムに
沿っているのかもしれません。
コンピュータ・ゲームで、
二者択一の場面が出てきて、
どちらに進んでも、
それぞれにストーリーが作られているように。
ここで人の自由意志の問題が、
発生します。
自由というのも、
所詮は神の体の中で許されている自由です。
かごの中の鳥に許されている自由とは、
かごの中で自由に飛び回ることができるという自由です。
そしてある日とつぜんに
自分がかごの中にいることを自覚して、
かごの外に出ようと思います。
すると案外楽に出られることがわかります。
なぜならかごと思っていたものは、
幻影にすぎないことも明らかになるからです。
或るミュージシャンのお話
2012年05月21日 · コメント(0) · 未分類
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