ガンについて(3)
退院するとき、
看護婦さんから次のように尋ねられました。
「ガンの再発を予防する
抗がん剤がありますが飲まれますか?」
抗がん剤が高価であることがわかっていたので、
「いいえ、飲みません」と答えました。
手術するときにも
看護婦さんからアンケートという形で、
「普通の手術と、
ベテランの医師の手術と、二通りありますが、
どちらの手術を望みますか?」と尋ねられました。
「ベテランの手術」というのは、
たぶんお金を余計に払って
お願いする手術のことだと思って、
「普通の手術でいいです」答えました。
このように答える私のことだから、
高価な抗がん剤も注文しないかもしれないと看護婦さんは思われたでしょう。
術後何年も後のことであるが、
看護婦になっていた姪に
看護婦さんに「ベテラン医師と普通の医師による手術があって、
どちらを選びますか」と聞かれたという話しをしたら、
「国立の病院でそのようなことはありえない」と言っていました。
しかし私は入院中に
同じ病室の人から、
「ガンの手術を受ける人は、
相当な額を払って、
ベテランの外科医の方を望まれる人が多いです」
と聞いていました。
これも退院後何年も経ってからのことですが、
同じ病院でガンの手術を受けた人全員が
手術後亡くなっているという噂を
義理の兄の弟さんから耳にしました。
生き残っているのは私一人でした。
ガンについて(3)
2013年01月26日 · コメント(0) · 未分類
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