秘教日記

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新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

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多様性の中の和合について

2013年02月21日 · コメント(5) · 未分類

多様性の中の和合について
 
昨日のブログで、
強制された統一について触れましたので、
今日は強制されない統一について述べたいと思います。
 
「秘教治療 我が師との思い出」の中にも書きましたが、
法隆寺の五重の塔の建て替えに尽力された
宮大工の西岡常一氏は、
次のように述べています。
 
五重の塔の「木組みのもとは、
 人の和の心、協調する心である」ことが
秘伝として伝えられている、と。

 
ここで注目すべきことは、
塔を組み立てる木材を
機械でまっすぐに切り刻んだ材料は使わずに、
桧が生まれ育った自然の姿のままに、
つまり曲がっているなら、
曲がったままの姿で、
宮大工独特の道具、
槍かんなで元の曲がった木を割いて小さくし
それを組み合わせて塔を組むということです。
 
一般の建築では、
曲がった材木は、
機械の大きな鋸でまっすぐに切ります。
 
そのような材料を用いては、
千数百年も持ちこたえる五重の塔は建てられません。
 
生まれ育ったままの姿で用いられると、
長い年月の間風雨に耐えてきた強さを発揮し続けます
しかも一つひとつの木材は、
てんでんばらばらなのに、
塔として完成されると、
類いまれな均斉美を見せることができます。
 
これぞまさしく
有機的アシュラムのモデルではないでしょうか?
 
あの個性が強く、
自己主張が強い匠たちを
一つにまとめて意志統一を図ることは並大抵ではありません。
 
このことが秘伝とされていることは、
もっともであると思います。
 
秘教における和合(統一)も、
癖があって個性の確立されている人々の
自由意志による和合であるはずです。

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