秘教日記

意志の作用
 
昨日のブログで
意志の作用のことに触れましたので、
今日はこの意志について
もう少し詳しく述べてみたいと思いました。
 
というのは、
トレーニング・センターで、
腹筋を鍛える運動をしているとき、
眠くて仕方がないので、
意識は水平に横たわっていることを望んでいますが、
体を起さなければと意志した瞬間に
意識の状態に頓着することなく、
ほとんど無意識的に
上半身が起き上がるということを
経験しているからです。
 
起き上がることを
頭のなかで想像しているだけとは、
明らかに異なる作用が
意志にはあるからです。
 
頭の中で考えるだけの事柄は、
意識の働きといえますが、
意志は明確に活動が伴うものです。
 
ということは、
〇〇の講演内容をしっかりと聴こうと意志した人は、
何らかの前進の意図を持って
人生を過ごすにちがいありません。
 
そのような意志を働かさないで聴く人は、
たぶん話しの途中で居眠りしてしまうでしょう。
そして人生をこれまでのように、
漫然と過ごして行くでしょう。
 
意志は活動と意識を必然的に伴うもので、
単なる意識とは違います。
 
魂意識に接触したことがなく、
パーソナリティー意識だけのとき
意志が早熟に目覚めると、
その意志は
パーソナリティー意識を強化する活動と意識を伴いますから、
生命の観点からは、
無駄な生涯を送ることになるかもしれません。