金木犀の香り
最近歯医者さんに通っています。
歯垢を取ってもらうためです。
通り道に金木犀の木が植えられている庭があります。
そのそばを通ると、
金木犀の強烈な香りが鼻をつきます。
子供の頃、
遊びに行った親戚の家の庭に
大きな金木犀の木が植えられていたことを思い出します。
その木は厠の脇に植えられていました。
だから金木犀の香りをかぐと、
厠のことを思い出します。
香りつながりで、
子供の時からの香りにまつわる色々なことを思い出します。
まずバラの香りについて。
受験生のとき盲腸の手術をしました。
入院していた病院の二階に病室があり、
手術後二三日すぎてベランダに出てみると、
隣の家はみごとなバラの木が
家のまわりに張りめぐされていて、
ピンクや白や真赤な色など、
色とりどりの大きなバラの花が咲き誇っていました。
私が下を覗いていると、
ちょうど玄関から奥様が籠を持って出てきました。
そして大きなバラの花を剪定ばさみで切り取りはじめました。
ばらの香りが病室までやってきます。
私はノートにバラの詩を書いて、
それを紙飛行機にして飛ばしました。
その詩を読んだ奥様は、
たくさんのバラを剪定して、
看護婦さんに渡し病室に届けてくださいました。
バラの香りが病院中にただよいました。
およそ45年前の思い出です。
金木犀の香り
2013年10月25日 · コメント(2) · 未分類
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Jackson // 2017年03月28日 3:45 AM
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