秘教日記

人類の先輩であるユダヤ人は、
イエス・キリストがやってくる二千年前より前に、
とっくに人間王国を卒業して霊王国へと移行しているはずでした。

現代においては、
純粋なユダヤ人は存在しないと覚者は言われます。
聖書に書かれている時代には、
存在したかもしれませんが、
長い時代を経るに従って混血が進みました。

今日自分は純粋なユダヤ人だと考えている人も、
何らかの他の民族、つまり、人類の後輩たちと混血しているそうです。

意識だけ、
自分は純粋なユダヤ人だと考えている人々は存在します。

私たちの中には、
普通に高等学校を卒業せず、
意図して留年する人がいるように、

ユダヤ王国の少数の人々は、
人間王国という学校を好んで、
人間界を卒業しませんでした。

人間王国では先輩として、
後輩に威張ることができるからです。

と言っても、
威張るためだけに、
人間王国にとどまるわけはありませんが。

聖書を読むと分かるように、
二千年前、イエス・キリストは、
彼らを人間王国から解放するために、
ユダヤ人の一人としてやってきました。

ユダヤ人の中のパリサイ人やサドカイ人と言われる人々は、
自分たちは神に選ばれた民族で、
異教徒たちとは違うという考えを持っていました。

これを選民思想と呼んでいます。
私の見方では、これは一種のエリート意識です。

私の推測ですが、
この分離意識が人間王国を卒業するのに、
妨げとなっていました。
エリート意識は歴史上形を変えて繰り返し登場します。

中国やフランスの中華思想は、
自分たちが世界の中心で、
周辺の人々とは異なるという思想です。