秘教日記

歳差運動について理解する前に、
知っておくべきことがあります。

太陽の動きを観測して、
一年は３６５日であると定められていますが、
３６５日ぴったりで太陽は元の位置にもどりません。

一年後に公転周期の同じ位置に戻るときには、
地球は一年前と同じ向きにあるのでなく、
自転によって６時間ほど過ぎています。

四年に一度一日増やすのはこのためです。
しかし百年に一度は、
閏年をもうけません。

この理由は、
当初は太陽が地球の周囲を回っているとみなして、
一年を３６５日と定めたときには、
地球が自転と公転の両方をしていることを考慮しなかったからです。

地球は自転していて、
なおかつ太陽の周りを公転しているので、
完全に一回転する以前に翌日となります。
その角度は毎日０度３分ほどです。

この角度が積り積もって、
四年に一度はうるう年を設けて、
一日余計に増やします。

これは太陽その他の惑星が地球の周りを巡っているのでなく、
地球自体が太陽の周りを巡っていることが発見されて、
うる年を設けて調節する理由が理解されました。