アメリカ映画のメッカとも言えるハリウッドは、
以前ポイント・ローマと呼ばれていました。
ブラヴァツキーが、
アメリカに神智学協会を設立しようとした19世紀終わり頃の話です。
名前にあるように、
この地はローマ時代の最盛期のように物質文明が豊かで、
ブラヴァツキーは、カリフォルニア州のこの地は、
霊的にも豊かな花が将来開く可能性を予期したかもしれません。
ブラヴァツキーがこの地に神智学協会の設立を断念した後、
ポイント・ローマは、
後日、ハリウッドと呼ばれるようになりましたが、
映画産業が栄えるに従って物質文明が栄え、
次第に当初の霊性を失っていきました。
聖なる林の面影を失い、
唯物的傾向を強めていきました。
ローマ帝国の盛衰を反復しているかのようです。
ハリウッドはアメリカ合衆国全体の盛衰を象徴しています。
独立戦争の頃には、
アメリカには高い段階のイニシエートたちが活躍していました。
ワシントン初め、
トマス・ジェファーソン、
リンカーンなどの指導者たちは、
高い段階のイニシエートたちでした。
ハイラーキーは、
この頃の米国に、
世界のリーダー的存在となることを期待していたことが、
「ヒマラヤ聖者の生活探究」という本を読むと分かります。
いつの頃からか、
アメリカの歴代の大統領は唯物的傾向を次第に強め、
霊性の高いイニシエートではなく唯物的な人が、
大統領に選出されるようになりました。
現在のアメリカの衰退と苦悩は、
唯物的傾向の強い大統領が選出されてきた、
ひと昔前の時代の結果であると、
米中首脳会談の報告のニュースを見て私は思いました。
再び、霊性の高い大統領が選出されることを願っています。
Demetrius // 2017年05月06日 8:03 AM
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