16日夜7時半からのNHKTVで放送されたドキュメンタリー番組
「油井宇宙飛行士の142日」を見ました。
油井さんの言葉が印象に残っています。
例えば「自分は全体を動かす歯車の一つだ」という言葉などです。
宇宙飛行士は秘教のことは何も知らないはずなのに、
秘教徒以上に弟子らしいです。
ジャクサで行われた宇宙飛行士の選抜試験のときに、
時間内に千羽鶴を二千羽折るという課題が出されました。
油井さんは千羽鶴を折ったことがなく、
候補者たちの中で一番折るのが遅かったそうです。
その時、先に二千羽を達成した他の候補者たちが、
油井さんを助け、
油井さんのために千羽鶴を折ってくれました。
世の中の選抜試験とはまるで違いますね。
結局、選抜試験に残った候補者たちは、
試験が終わる頃には一つのチームを作っていて、
油井さんを皆で支えました。
油井さんのミッションが行われている時、
地上では、
アメリカとロシアはかつての冷戦時代を思わせる、
対立関係にありましたが、
宇宙ステーション内では、
アメリカとロシアを含め、
様々な国籍の人々が和合を作っていました。
地上の対立は宇宙から見ると、
マンガチックに見えます。
もう一つ、
油井さんの言葉で印象に残ったのは、
日本の技術者たちによって作られた、
宇宙ステーション補給機「こうのとり」を、
人間と同ように心を持つ存在として扱われたことです。
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