秘教日記

東京都知事の記者会見がマスコミをにぎわしています。
「第三者委員会を立ち上げて、最も厳しい目で見て、
　政治資金の報告書の記載が正当なものであるか、
　そうでないかを報告します」。

舛添さんの答弁は上のような言い方でした。
記者会見の様子を見ていた人々はどのように感じただろう。

最も単純な見方をする私のような庶民から、
複雑な思考をする著名な政治思想家まで、
氏の答弁は単なる言い訳のように感じたのではないですか。

中日新聞のコラムに注目すべき記事が掲載されていました。
作者は辛酸なめ子というペンネームのマンガ家で、
大方の政治学者やマスコミ関係者とは違った意見を、
述べていました。

いわく、
「ヨローパのセレブのような金の使い方をするのでなく、
　舛添氏が人格に改めて、
　ウルグアイのムヒカ大統領のようになり
　東京都民のために働いて欲しい」と。

都知事は猪瀬氏から替ったばかりで、
猪瀬氏と同じく政治資金の不正記載という嘘の報告で、
繰り返し知事が交代するのは国際的に恥ずかしい、
と氏は述べていました。

人生の辛酸をなめてきた人の言葉だと思います。

イエス・キリストがマグダラのマリアを石打ちの刑から、
救った聖書の物語を思い出しました。

私が「コース・イン・ミラクルズ」を紹介したときに、
度々言及した赦しのテーマです。

あまり関係ないかもしれませんが、
バベルの塔のような、超高層の東京都庁の椅子に座り、
権力の座に就いたという満足感は、
舛添氏でなくても、
セレブの生活がふさわしいという慢心が生まれるかもしれません。