ゲーテの辞世の句は「もっと、光を」だったと、
本に書かれていました。
光にまつわる思い出を書きます。
生家の厠には、夜になると、
電灯の光に誘われて多くの蛾が集まってきました。
用をたしながら、それらの蛾を見て、
私も蛾のように光を求めている、
と思った記憶があります。
学生時代に、
寮の同室の人たちと尾瀬ヶ原に行きました。
尾瀬ヶ原で体験したことですが、
夜の闇に包まれた森の中で、
夜が明けるとともに、
朝日の光がものすごい勢いで、
頭上を通過していくのを目撃しました。
谷川俊太郎氏の詩に、
「朝のリレー」というのがあります。
その時の光景は、まさに詩に書かれている通りです。
神々しい光景と言えば、
子供たちが3歳と2歳だったとき、
私は子供たちを連れて早朝マラソンに出かけました。
生家の田舎は田園風景が広がり、
稲が刈り取られた広い田んぼの果てに、
天を貫く金色の太陽柱が立っているのを、
子供たちと共に眺めたことを思い出します。
それは、私がBCと出会った翌年の冬の出来事でした。
光については、
仏陀の知恵の光と言われるように、
生命にとってなくてはならないものですね。
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