同じ病室の人は、最近洗礼を受けたばかりのクリスチャンで、
礼拝に出かけるために
日曜日に病院から外出しました。
私たち難病患者は、単独での外出は認めてもらえません。
付き添い人が居ないと、
転倒の恐れがあるという理由で、
許可が下りません。
長く入院生活を送っていると、
病院の外の空気が恋しくなります。
私はうらやましくてなりませんでした。
礼拝に連れて行ってくれる付き添い人が、
同室のクリスチャンを迎えにやってきました。
私が彼に「おむかえがきたよ」と知らせると、
彼は勘違いをしてゲラゲラ笑い出し、
「私らは、そういう年ですね。
いつおむかえがあってもおかしくない」と言いました。
彼は私が「おむかえ」と言ったのを、
最期の時にあの世から、
霊の導き手がやってきたのだと勘違いしました。
それを聞いて、私もゲラゲラ笑いました。
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