秘教日記

今年のＳＩ誌８月号の記事について思うことがあります。

「到来されるマイトレーヤ仏陀のためのタンカ」
という絵のことです。

この絵はＳＩ誌の裏表紙の説明文によれば、
BCの晩年の作品ではなく、
1965年には完成されていました。

「人類の目覚め」という本の中にＢＣが述べているように、
マイトレーヤは”計り知れない愛と智恵と力（パワー）
を備えた人類史上比類のない偉大なるアバター”
であるとＢＣは伝えています。

”仏陀”という称号のマイトレーヤを描いた、
この絵をBCが私たちに紹介することを
これまで故意に控えていたのではないか、
と私は想像しました。

その理由は、
この絵が伝える思想が、
１９６５年の時点では私たちには理解されにくいからです。

「全人類の世界教師」という本の中に
”・・・この時代にはもう一人の偉大なる教師が、
　わたし同様の仏陀がやって来るだろう、
　・・・・
　と釈迦無尼仏は言われました。

　その方の巨大な霊力によって人類を活気づけ、鼓舞して、　　
　正義と真理に基づく輝かしい黄金文明を創造するだろう、
　と言われました。”

と書かれています。

このことは、次の事実を伝えています。

ＢＣが私たちにチャレンジすることを、
促した１９８４年には、
マイトレーヤが仏陀と同様の霊力を備えた
偉大なる教師であることをＢＣ自身は知っていました。

が、その時点では、わたしたちの意識のうちに、
”マイトレーヤが背後から支えてくださる”
という思いが生ずることは難しいことでした。

「到来されるマイトレーヤ仏陀のためのタンカ」
という絵が今の時点で公にされるのは、

”・・・我が友よ、
　わたしに代わって行動するのを恐れるでない。
　わたしがここに居ることを信じて、
　あなたの兄弟たちにこのニュースを告げなさい。”
　（メッセージ第１１１信より）

というメッセージの意味が、
私たちの心に明確に浮かびあがる
今の時点でなければならなかったからに違いない。
と私は推測しました。