秘教日記

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新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

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閉じこもりについて(14)(家内の手記の続き)

2019年12月03日 · コメント(0) · 日記

そして今までの経緯を尋ねられ、辛く涙を流しながら話す私の話を傾聴してくださった。その話の中で、子供さんを治そうとするよりも自分の病気を治した方がいいと言われた。「私の病気?」「はい、そうですよ」。私の病気。とっさに思いつかなかった。それは依存症。つまり共依存症という病気。聞き慣れないものだった。アルコール依存症も共依存症も同根ということらしい。生育の中で親からコントロールされ、放任された子供は自分のアイデンティティが育たない為、自己確立が出来にくく、自己肯定、また自己評価も低くなり、ありのままの自分でいられなくなる。また嗜癖に走りやすくなる、と言われる。親が自分らしく生きていないと、子供は自分本来の力が発揮出来ないようになっていくとも言われた。そこで、K先生の紹介で、Aクリニックの自助グループへの参加が始まった。語ることで、そこから得たものをフィードバックし、確認する作業と他者の体験を通し、又語る内容を通し気付きを得ていく作業の繰り返しを行うことで自分の中の不全感が見えてきた。自分の欲求を無視し、他者の欲求を満たすことで、自分の存在を感じている。自分が一番大切な存在だなどと思ったこともない。親にコントロールされ、親の希望する子でいたいと努力した自分。同じことを子供にしている自分が見えてきた。
さて、息子も身体が大きく育ってきた。体力的に不安はないと感じ、入院させるべき決意を固める。相談員の先生の計らいで、医師、ケースワーカー等、色々相談した結果、入院の措置をとることにした。当日、子供は自宅から、我々のアバートへ尋ねて来た所を相談員さん立会いの上で、捕らえることができた。Y精神病院に入院となる。このような方法でしか解決ができないということは子供にとっても親にとっても辛いことである。
これから自分との戦いが始まる場所へ移ることになる。薬害の心配は有るものの情動をコントロール出来ない精神状態を放置することのリスクを思うと、この荒療治にかけるしかなかった。一週間がすぎ、面会に行った時は、実に優しい穏やかな表情になっていたのには驚かされた。これなら私と一緒に住んでもやっていけると心密かに思ったのだが、、、。

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