秘教日記

「ホワイト・マジック」の前書きの第四番目の根本公理 に次のように書かれている。 “Ⅳ．第四の公理は、全ての生命は周期的に顕現するとい う言葉である。これは再生誕即ち輪廻転生の理論であり、 周期の法則の説明である”。 　四つの根本公理を受け入れ、認識している人はたぶんイ ニシエーションの道を進む。中には意図的に利己的生き方 に固執する人がいるかもしれない。 　以前のブログに紹介したように、開かれたマインドを持 つ研究者と魂意識に目覚めている大衆とイニシエートたち が「ホワイト・マジック」の言明に反応すると述べられて いた。 　第四の根本公理のポイントは、再生誕の理論である。キ リスト教の教義は新約聖書を注意深くよめば、そこかしこ に輪廻転生を仄めかす説教の言葉を見るが、ニケーア公会 議で、当時の教皇には理解できなかったので、輪廻転生の 教義は否定され、聖書からそれを暗示する言葉が削除され 、現在の教義に至る。しかし、東洋の教えである仏教やヒ ンズー教には輪廻転生の教えは明示されていて、それらを 読む人々には疑問の余地なく、受け入れられている。 　現代社会の人々から、生涯はこの人生一回限りだけだと 考えていることを伺わせる言葉を聞くことがある。論理的 に考えれば、これほど不平等と不正義を作り出し、不合理 なことはないし、矛盾したこともないことが分かるはずで ある。