BCは大祈願の最初の三つの聯を唱えるとき、マント ラの効果をより高めるために、各聯ごとのイメージを思 い描くことを私たちに勧めた。第一聯では、釈尊が出家 を決意して、王宮を出る時の姿、即ち少女のおさげ髪で 、右肩から黄色の袈裟を下した着衣の姿で、満月時に東 の水平線を、足を組んで空中を浮かんでやってくる様子 をイメージする。この姿は、理^ド・ビータ著「大師へ の道」(神智学叢書)の冒頭の絵に描かれているチベッ トのウエサクの谷間で毎年五月の満月時に行われるウエ サク祭の時の仏陀の姿である。 第二聯を唱えるとき、アルファベットのYの字を逆さに したようなテーブルについていて、ハイラーキーの集ま りを作り、それぞれのアシュラムの長である覚者方に、 両手を頭上にあげてエネルギーを送っている新時代のキ リストであるマイトレーヤ(ハイラーキーの長)の姿を イメージする。 第三聯のマントラはシャンバラの中心のことを述べて おり、ゴビ砂漠上空に肉眼では見えない惑星ロゴス(金 星から地球にやってきたと言われるサナート・クラマ; またの名を日の老いたる者;永遠の若者と呼ぶ )の宮 殿をイメージする。 以上の三つの心象化がマントラの効力を高めると述べ ていた。 第三聯を唱えていて、大目的を抱くこと、即ち、意志 を持ち続けることができるにはマインドと情緒性質の並 行した発達が求められている、と私は感じた。光と愛: 言い変えると仏陀の知恵のエネルギーとキリストの愛の エネルギーをとりこんで、それらを表現することが意志 力を保持することに繋がる、ということを知った。
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