先生はこんな話をされた。
「これまで、多くの治癒を経験してきているが、瞬間的に治ってしまうということは、私もほんの二、三回しかない。それは本当に奇跡といえるものだった」。
ある日のこと、スーツに身を包んだサラリーマン風の男性が先生を訪ねてきた。先生が庭に出て、草取りと花に水遣りをしているところに、一人の中年の男性がタクシーで乗りつけ、タクシーを降りると、右手でお腹を押さえ「アイタタ」と言って苦悶の表情を浮かべつつ、先生に「助けてほしい」と訴えた。
その男性のあわてた様子に、先生はなにごとかと思ったが、ちらりと男性の方を見て、ひとこと言われた。「あんたが自分のことを、これぽっちの人間だと考えているかもしれないが、私はあんたが偉大なる存在であることをあんたよりもよく知っている」。
それを聞いて、サラリーマン風の人は、苦痛でゆがんでいた顔をあげ、「はあ?」 と言ったきり先生の顔をじっと見つめた。その表情から、「あんた何を言っているのだ?」と言いたかったのだろうと先生は思われた。たぶん先生の言葉がすぐには理解できず、どういう意味であるかと考え始めたのだろう。ポカーンと口をあけて怪訝な表情をした。すると、お腹の痛みはとれたのか、押さえていた手を離し、そのままスタスタと歩いて、待たせておいたタクシーに乗って帰っていった、と話された。
私の解釈は、次のようなものである。たぶんその男性は、出勤途中に胃痙攣か急性胃炎などに陥った。どこかで先生のうわさを聞いていたのだろう。それで医者にはいかず、先生のところをたずねれば、何とかなると考えてタクシーで乗り付けた。そして、先生の言葉の意味を理解しようとして、今までお腹の痛むところに集中していた意識を頭(マインド)のほうに向けた。その瞬間に魂との接触がなされ、魂エネルギーがどっと流れた。
この瞬間的治癒の話には、私たちが学ぶべき大事なことが多く含まれている。
瞬間的治癒について
2010年06月23日 · コメント(1) · 未分類
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Gail // 2017年03月28日 3:31 AM
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