病気の発症はカルマと深い関係がある。深刻な病気は、今生または過去世におけるエネルギーの誤用の結果といえる。JK覚者は、引力の法則がすでに人類によって相殺されているのを観察できるように、カルマの法則も相殺することができると主張されている。もちろん何の努力もなさずに相殺することはできない。
患者の魂にうまく働きかけて、自分がかつてエネルギーを誤用したことにより、その結果として肉体の病状が現れているということを認識できるようにし、キリスト教で行われてきた「懺悔」や「悔悟」という儀式がなされる。そして、治療法則の中のある法則を活用して、カルマの法則の相殺がなされる。そして、病状から解放されるのである。
肉体は誕生時にすでに生涯中にかかりやすい病気の種を宿している。西洋医学の研究者がいう遺伝子がそれである。それはその人の過去世で積み上げてきた経験のエッセンスから作られていて、今生でそれを解消するチャンスがあれば、それを病気で苦しむという形の負債の支払い方法を選んでいるのである。これはカルマの法則の一つの様相で、これまでの宗教はこの局面を強調しすぎてきた。だから人々はカルマの法則の恐ろしい面を強調する。
JK覚者はカルマの法則は、本当は慈悲に満ちた法則であって、人類を進歩前進させる法則であると述べている。そして、カルマの報償の面について詳しく論じている。
肉体の病気は、覚者の観点からは大して重要ではない。それよりも、ゆがんだ精妙体(アストラル体とメンタル体を一括して精妙体と呼ぶ)を持ち続けることのほうが深刻である。肉体の病気という形の負債を払い、精妙体を健全なものとすることの方が重要である。だから、秘教治療を行うときには、その人のカルマ的な状況を推測することが大切である。
病気とカルマの法則
2010年07月01日 · コメント(0) · 未分類
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