睡眠が肉体の疲労を回復させ、活力の再生に貢献していることは誰もが認める。それと同じように、死も疲弊し、老朽化した肉体と精妙体の再生復活に貢献する。睡眠時は、意識のコードだけが引き上げられて、心臓にある生命活力のコードはひきあげられない。そして、睡眠から覚めると、意識と活力の両方が肉体にもどると示されている。つまり、「シルバーコード」と呼ばれているものによって、肉体と精妙体とのつながりが維持されたままとなっている。
これに対して、死の場合には、「シルバーコード」は断ち切られて精妙体が肉体にもどることはないと示されている。しかし、意識は生存中肉体にしばられていたときの意識のままで、自分が肉体から離れていることを認識していない場合が多いという。そのため、そのことを教え伝える縁のある霊存在がやがて近づいてくるといわれている。その後、先に言及した「第二の死」が発生する。それは、今度は精妙体を、もとの構成要素にもどして、その普遍的貯蔵所へと返還し、魂をその本来の界へ吸収させる過程がはじまる。これについて、かつて神智学者たちがアストラル・ビジョンを捕らえて、その詳細を発表したが、その中には多くのグラマーが含まれていたとJKは指摘している。だから、私も推測的な情報を伝えることは控えたい。ただ、この過程には、時間の観念をさしはさむことは誤りであることだけをお伝えしたい。肉体脳のないところには、この世での時間という観念はなく、「永遠の今」があるのみであるとJKは述べている。
死と睡眠の類似点と相違点
2010年07月20日 · コメント(0) · 未分類
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