私の知人で、遠方に住む母親が植物に人間として、死ぬに死ねない状態のまま、長期に入院していて、毎週日曜日には病院にお見舞いに行っていると話していた人がいた。知人は、兄弟たち全員が日曜日には病室に見舞いに行っているが、誰も生命維持装置を取り外してくださいとは言い出させないという。毎月の医療費が負担になっていると語っていた。
医師たちは、家族からの申し出があれば、たぶん維持装置をはずすことができると思われる。かつては、末期がん患者の方に頼まれて、カリウム液か、モルヒネを致死量投与して、殺人罪で告訴されて、裁判沙汰となった医師がいた。
どうしてこのようなことが起こるのであろうか?
今の医療の見方は、すべてを優先して、肉体の生命を維持することが大切であると考えているに違いない。
魂が肉体から抜け出すためには、かなりのエネルギーが必要で、死後硬直が起こってからも、肉体は独自にそのためのエネルギーを細胞のなかに温存していて、死体を観察している人は、死後硬直が起こったのちに、肉体が一時痙攣状態になることを報告している。そのときに、魂は肉体から脱出するのである。
しかし、魂が脱出のために温存していたエネルギーさえも、肉体の生命維持のために使い尽くしてしまって、魂が脱出できない状態となることもあるという。
これは不幸な出来事である。医療従事者から、患者の家族の方によき提案がなされるようになることを願っている。
植物人間について
2010年07月23日 · コメント(0) · 未分類
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