秘教日記

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新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

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先生宅への最初の訪問

2010年10月16日 · コメント(1) · 未分類

月一回の、その集会に何回か出席するうちに、先生は、私たちを自宅に招待してくださった。「一度遊びにいらっしゃい」と、声をかけてくださったのである。
 私を入れて四人の若者と少し年配の女性の方が、先生の招待を受けたが、その内の三人が一緒に先生のお宅に訪れた。
 先生の家は、岐阜県○市にあった。名古屋からほぼ2時間の距離である。私と○○は、春日井に自宅のある△△宅に集合して、それから○市まで一台の車に便乗してでかけた。
 先生は、私たちが家の近くまで行くと、太い道路まで出迎えに出ておられた。「どうして私たちが到着する時刻がわかったのだろう」とその時、私は思った。
 春日井から○市まで1時間半ほどかかるが、到着予定時刻が前もって連絡してあったわけではない。表で相当長い間、私たちの到着を待たれたのではないだろう。私たちは昼食を先生の家で御馳走になる予定であったが、12時をとっくに過ぎていた。予定時間よりも、だいぶ遅く到着したので、待つとしたら、長時間待たなければならないのだが。
 先生の家は、茅葺きの古い農家を借りたものだった。土間があって、家の前には20坪ほどの庭があった。
 早速、座敷にあがって、すでに用意してあった昼食の膳を前にした。遅れた失礼をお詫びする間もなく、「お腹がすいているだろう」と声をかけられて、すぐに食事になった。その料理の美味しいこと、美味しいこと、高級料亭の懐石料理のような御馳走だった。
 その料理は先生の奥さんではないが、兵庫県の三木市から先生に従ってついてこられた「おばちゃん」と、お呼びすることになる、女性の方が作られたものだった。
 食材は質素であったが、御飯が日頃家で食しているものとは一味も二味もちがっていた。思わず「美味しい」という言葉が出て、御飯のお代わりをしてしまう。他の人の口々から「美味しい、美味しい」という言葉が出る。先生は、「ここにきて、食事をする人は、みな美味しい、と言ってくれる」と言われた。何が違うのだろう。
 食事の後には、りんごや抹茶とともに、饅頭をいただいた。そして、のんびりと、庭に出て花を愛でたりした。
 今考えると、あのようなのんびりした気分を味わうことは、以後なかった。とくに堅苦しい話をするわけでもなく、福井の実家で過ごした先生の子供の頃の話を聞いて過ごした。先生は、いたずら好きな性格で、種を植えたばかりの他人の畑にはいって、畑を踏み荒らしたために、両親からこっぴどくしかられ、お菓子を一つもらって、農具小屋にとじこめられ、日暮れまでそこから出してもらえなかった、という話を聞いた。
 その農具小屋は野地板で囲まれていた。板の間に節穴があり、その節穴から一筋の日の光が漏れていた。太陽が傾いていくにつれて、節穴から漏れてくる楕円形をした光の足がすこしずつ移動していった。その光が照明の光のように土間に当たる所に、お菓子をおいて、太陽が移動していくのにあわせて土間を移動して遊んでいた。光のあたる所が最初はすこしずつ移動した。やがて、その移動が急激に速くなって、一気にスーと移動していった。そのとき、先生はお菓子を光の移動先に移すことができず、時間の感覚が無くなっていくのを感じたという話をされた。それは神秘体験の一つであった。

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コメント (1)

  • Russell

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