グラマーとイリュージョン
について
私は以前「グラマー」とは
女性を形容する言葉で
「豊満な肉体を持ち
性的魅力があって
男性がクラクラとしてしまう」
という意味だと思っていました
「イリュージョン」とは
大がかりな道具を使って
まるで魔法にように見せる
「手品のショウ」のようなものだと考えていました
秘教の教えで使われると
これらの言葉の意味は
そのような意味ではありません
「グラマー」は
情緒界に偏極している人(知的雰囲気を持つというよりも
どちらかというと情緒豊かな人)
が陥りやすい幻惑のことです
「イリュージョン」とは
知性の界(メンタル界、識心界、マインド界など、いろいろな言い方があります)
知性に偏極している人(知識人、インテリ)が陥りやすい
錯覚のことをこのように呼びます
グラマーを生み出す主な原因は欲望です
欲望に限らず、嫉妬、悲しみ、有頂天になるほどの喜びなど感情の働きです
「あばたもえくぼ」という表現は
グラマーをうまく表現しています
他方、イリュージョンは
学識を持ち
自分は知的であると自認している方が陥りやすいです
「自分は知的である」という思いそのものが
すでにイリュージョンとなっています
そのような方は人間の知性がいかにちっぽけなもので
人間が認識できる世界がいかに小さなものであるか
気づいていないのです
「井の中の蛙、大海を知らず」という言葉は
イリュージョンをよく表わしています
むしろあまり知的ではないように思われる方の方が
広い世界を認識しています
知的な方はそのことに気づけないのです
かつてニュートンが言っていました
「私が生涯に獲得できる知識は
海岸にある砂の中の一握り程度だ」と
人間は、亀のようにゆっくりと着実に歩んで行けば
神々のように
すべてを知るものとなるのでしょうか?
禅の教えに「大賢は、大愚に似たり」という言葉があります
次回はこの言葉について考えましょう
グラマーとイリュージョン
2011年05月22日 · コメント(1) · 未分類
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German // 2017年03月28日 8:21 AM
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