秘教日記

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新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

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「記憶」について

2012年01月01日 · コメント(0) · 未分類

「記憶」について

学生の頃に読んだベケットの小説の中で、
「肉体の活力が減少するに従って、
 精神の働きが活発となる」
という言葉を読みました。
 
そのときなるほど,
そうに違いない
と思いました。
 
「エネルギーは、思考に従う」ので、
肉体の衰えを実感する今、
精神的活力が増しています。
 
過去において、
「肉体は衰えずとも、
 精神的活力はますます活発となる」
という言葉を記憶にとどめておけばよかったと思います。
 
私たち、というよりも「自我は、
 過去の記憶に条件づけられる」
と伝えている教えの本を今読んでいます。
 
この本(沖縄の仲里誠吉先生が訳された
「キリストのヨーガ」という本です)は、
20年以上も前に頂いた本ですが、
どういうわけか、
頂いてすぐには読まず、
今になって読んでいます。
 
本を新に購入するゆとりはありません。
しかしまさしく今必要とする本が送られてきたり、
すでに保有している本を手にとると、
それが今理解できる状態になっています。
 
私は目に見えない存在に導かれているのでしょうか?
 
「キリストのヨーガ」
という本の中に出てくる師であり友である人
(著者のマクドナルド・ベインを教え導く大師)が、
本の中で記憶についての講話をなさいます。
 
記憶は、技術を継承する「事実の記憶」と、
感情の反応を伴う、「心理的記憶」に大別され、
心理的記憶は、自我によって蓄積され、
それが「今」の瞬間に現出している活気凛々たる実在を
経験できなくしている、
なぜなら実在は記憶を超越しているからと説かれる。
 
自我によって
記憶がどのようにして作られていくかを
正しく認識できない限り、
過去の記憶に条件付けられ、
記憶に条件付けられたままでは、
決して実在を経験することはできないことが
語られています。
 
「キリストのヨーガ」とは、
自我からの解放、
解脱のことであると説かれます。
 
次回は、自我について書きます。

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