グループ意識について
友人の方と久しぶりに話していて、
グループのことが話題になりました。
「私は、グループに参加すると、
グループの足を
引っ張ることになると思って、
遠慮させてもらっています」
と友人の方は言われました。
私は「神仙の寵児」の本の中に出てくる
朝鮮半島の白頭山の
仙人の言葉を思い出していました。
仙人は若い笹目先生に
何種類かの薬草を混ぜて作った
飲み物を差し出してご馳走しました。
そのとき仙人はこう言います。
「360種類の植物を混ぜ合わせると、
その中に毒草が混じっていても
どのような毒もその効力をなくし、
体によい薬効のみが残る」と。
漢方薬も単独で用いるよりも、
多くの場合三種類の薬草をまぜあわせます。
すると相乗効果といって、
単独で用いるよりも薬効が強くなります。
人間の場合、たとえばグループを形成すると、
個人の悪徳は次第に姿を消し、
その悪徳の原因となる
負のエネルギーがグループの中に吸収されて、
グループの特質が豊かになります。
だから遠慮することはありません、と。
東京の覚者は、
「殺人を犯した人も、
自分たちの仲間だと思いなさい」と言われました。
仏陀の有名な話の中に、
復讐心に燃えている殺人者に、
自分の命を差し出して、
「私は、この肉体で成就できたから、
この命をあなたに与えてもよい。
私の命を奪って、
あなたの目的を成就しなさい」と言って、
泰然と殺人者に向かいました。
その瞬間から、
殺人者は仏陀の弟子となり、
急速に霊的進化を遂げました。
人を憎む強力な意志力は、
逆転して強力な推進力となるからです。
グループ意識について
2012年02月19日 · コメント(0) · 未分類
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