一杯のお茶に込められた感謝のエネルギー
こんな話を先生がしてくださったことを思い出しました。
昔漁村近くで荷車を引いていた人がいました。
その人は、漁港で水揚げされた魚を
街中の魚屋さんまで届けるために、
荷車を引いていくのでした。
途中貧しい老婆が一人住まいしている家があり、
その老婆が魚が食べたいと声をかけたので、
「魚一匹あげるよ」と言って
荷台にある一匹の魚を老婆に差し出したところ、
老婆は喜んで一杯のお茶をご馳走しました。
その一杯のお茶をいただいて
荷車引きは体が不思議に休まるのを感じました。
以後車引きの人は、
老婆のところに立ち寄り、
魚一匹と交換に
一杯のお茶をご馳走になることが習慣となりました。
年月がたち、
ある日いつもどおりに老婆の家に立ち寄ると、
老婆はあの世へと旅たっていました。
楽しみにしていた一杯のお茶をいただくことができなくて、
さびしい思いで街中の商店まで魚を届けましたが、
それまでとちがって体がひどく疲れていました。
やがて車引きの人は、
あの一杯のお茶が
どれほど疲れを癒していたかを知ることになりました。
車引きの人は途中で食事を取るようになりましたが、
それでも街中の商店に到着する頃にはひどく疲れていました。
感謝の気持ちが込められた
あの老婆の一杯のお茶にかなうものは
何もないことが分かりました。
一杯のお茶に込められた感謝のエネルギー
2012年03月29日 · コメント(3) · 未分類
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Shari // 2017年03月28日 8:11 AM
Your mode of describing all in this paragraph is in fact
pleasant, all be capable of without difficulty know it, Thanks a lot.
Audra // 2017年05月06日 3:47 AM
What a stuff of un-ambiguity and preserveness of valuable know-how about unexpected feelings.
jogjasale.com // 2017年05月06日 9:41 PM
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