超訳 ブッダの言葉の紹介
「超訳 ブッダの言葉」は
とても分かりやすいシンプルな言葉で書かれています。
翻訳者は多くの経典に通暁している
お坊さんであることも
原典が示されていることから分かりますが、
何よりも学識を感じさせるのではない、
若者にもすぐに分かる易しい言葉で
書かれていることがうれしいです。
ブッダを身近な存在として親しみが持てます。
今日は、この本の中の業(カルマ)について
書かれた次のような言葉を紹介いたします。
「最低の人とは
行動・言葉・思考によって、
ネガティブなことを言ったり
考えたりする悪しき業(カルマ)を積みながら、
『これが他人にバレないようにごまかそう』
と隠そうとする人こそが、
最低の(いやしい)人と呼ばれるのにふさわしい」。
たとえば、
心では、『早くかえりたいなあ、
この人の話はつまんないなあ』と
イライラ考えて怒りのカルマを積みながら、
表面では笑顔を浮かべて、
『あなたの話はウイットに富んでいて、
おもしろく聴かせていただきました』
なんてごまかすとしたら、
内面とうわべの矛盾ゆえに、
君の中にストレスが溜まる。
そうやって、
君はだんだん最低の人になってしまう」。
高度な秘教の教えなら、
『内面とうわべの矛盾ゆえに、
君の中にストレスが溜まる』
の部分を詳しく解説でしょうが、
そのような解説を読まないとしても、
十分に納得できるお話です。
とても分かりやすい言葉でしょう?
表紙の帯の解説に書かれているように、
「それは認知科学であり心理学であり、
きわめて実践的な心のトレーニングメソッド」です。
超訳 ブッダの言葉の紹介
2012年04月10日 · コメント(0) · 未分類
タグ :
コメント (0)
コメントはまだありません。