単純であること
私は大学生時代に
三十代の女性と付き合っていたことがあります。
その女性と絵の展覧会に行ったときのことです。
そこで出会った小学生が女性の姿を見て、
「なんか変だ」と叫び、
じっと彼女の方を見ました。
最初は変なことを言う小学生だと思いましたが、
彼は敏感に私の隣に立っていた彼女の
不自然さを感じ取っていたのでした。
彼女は私に合わせるために、
若造りの装いをしていたのでした。
三十代の女性に相応しくない、
二十代の女性の格好をしていました。
大人ならそのような姿を見ても
口に出して言うことはありませんが、
子どもは思ったことを
率直に口に出して言います。
隠し立てがありません。
単純であるとは、
このことを言っているのではないでしょうか?
「マインドに正直に」なれば、
単純でいられます。
複雑になるのは、
何かを隠そうとすることから
発していることがわかります。
複雑になると、
パタンジャリの経典にあるように、
「記憶の混乱」を引き起こし、
マインドが明晰ではなくなるようです。
単純であること
2012年11月12日 · コメント(0) · 未分類
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