秘教日記

チャートについて

 
誰が考えたのか知りませんが、
ホロスコープのことを
昔からチャート（海図）と読んでいます。
 
大部分の人は、
自分専用のチャートが
存在するなんてことは考えていません。
 
たぶんホロスコープを作成するようになった初めの頃は、
個人のチャートではなく、
一国や民族全体の誕生したときに、
イニシエートがそのときの惑星の配置を記して、
その行く末を見守るということに
活用したものだと私は考えています。
 
ハイラーキーのメンバーが、
一般の人のホロスコープを描くことはないと
秘教占星学のテキストには書かれています。
 
イニシエーションを受ける
準備をしている人のホロスコープを描いていたものが、
次第に一般の人々のホロスコープを描くようになってきたのだと思います。
なぜなら、
ある段階に達するまでは、
チャートなどいらないからです。
 
ある段階に達すると、
旧約聖書のヨブではありませんが、
正しい生き方をしていても、
人生に行き詰ることが出てくるからです。
 
それは星々が
その人の意識改革を迫っているからです。
 
そのときにチャートがあれば、
その人は無事に港（いのちの根源）に行き着くことができます。