人生の曲がり角
D.H.ロレンスと言えば、
「チャタレイ夫人の恋人」の作者として有名です。
中学生のときに
新潮社から出版されていた単行本を購入して読みましたが、
所々伏字となっている
性描写にさほど興奮を覚えず、
むしろがっかりしたことを覚えています。
大学時代の英語の教材が
D.H.ロレンスの書いたもので、
そのタイトルは覚えていませんが、
その内容はとても興味深かかったので、
今でも覚えています。
その内容というのは、
著者が生まれた炭鉱の町のボタ山に登って、
下界を見下ろすと、
鳥瞰図のように
自分が辿ってきた道筋が見えて、
そのことが人の一生の経験と類似している、
というような内容でした。
今日バスに乗ってボーっとしていたとき、
突然昔のある出来事の記憶がよみがえり、
そのことの、
自分の人生における意義がはっきりと分かりました。
中学生の頃に、
地下鉄の改札口を通るときに、
そこに座っていた駅員さんが
私の方をちらりと見ました。
その何気ないまなざしの意味が明らかとなりました。
それで、D.H.ロレンスのボタ山の描写を思い出しました。
人生の重要な曲がり角には、
覚者方が立っていて、
道を間違えないように
見守っていて下さるということです。
このことは、
「いのちの水を運ぶ者」(ベンジャミン・クレーム著、石川道子訳、シェア・ジャパン出版)
というメッセージ集のどこかに書かれています。
人生の曲がり角
2013年04月19日 · コメント(0) · 未分類
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