真味、之淡。
世の中の出来事を二種類に分けるとしたら、
派手で私たちの感情や感覚に強い印象を残すものと、
さほど強い印象を与えないものがあります。
後者の中には、或る時、突然その真実の価値が意識に上ってくることがあります。
たとえば太陽の光とか空気や水の価値がそのようなものです。
これらを普段は当たり前に享受していますから、
取り立ててその重要性を認識することはありません。
スピリチュアルな事柄も、
何気ないものと、
特異であるため普通の生活体験の中では認識しにくいものの二種類があります。
後者を霊能力者は認識し、
そのことを霊能力を持たない私たちに告げます。
霊能力によってしか認識できないことというのは、
日常生活では心の準備ができていないないうちに、
私たちが知ってしまうことが避けられているからではないでしょうか?
私たちは多くの認識すべき事柄を持ちますが、
心が準備できないうちに知ることがないように、
リアリティのある部分は、
或る種の保護膜で覆われています。
日常的なことがらは単純で淡泊ですが、
よくかみしめると、
その中にとても大切で長く影響を与える真実が隠されています。
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