クンダリーニ・ヨガ(2)
「クンダリーニ・ヨガ」に関して書かれた別の本には、
ヨガの修行に励む父親が、
幼い自分の息子にクンダリーニを覚醒させたいと、
プラナヤーマの呼吸法を教え、
子供は父親の言うがままにその呼吸法を練習し、
基底部中心に眠っているクンダリーニのエネルギーを覚醒させようとしている
ということが書かれていました。
幼子が覚醒するのに成功したかどうかは書かれていませんでした。
話は変わって、
昔TVで韓国の天才児キム君が紹介されたことがあります。
4歳にして高等数学の微分・積分を理解し、
大学生に交じって大学で学んでいると紹介されていました。
4歳にしてそれほどの知力を持つ人なら、
大人になる頃には超天才となって、
国際的に有名となり何らかの華々しい業績を成し遂げていても不思議はありません。
しかし幼児のときに天才と言われた人は、
「二十歳すぎればただの人」とよく言われるように、
その後の成長ぶりが報道されることはありませんでした。
それどころか幼い頃天才としてもてはやされた人々は、
成長して大人になる頃には、
何らかのトラブルを抱えていることが多く、
決して恵まれた能力を発揮して社会に貢献できる人生を送ってはいません。
1991年に世界的ヒットで有名になった映画ホーム・アローンの天才子役
マコーレー・カルキンは若年にして巨額の報酬をえて、
そのせいかどうかはわかりませんが、
晩年不幸な人生となります。
クンダリーニ・ヨガで超能力が得られると思って、
幼い子供にヨガの呼吸法を教える父親は、
子供を天才児にしようとして、
子供らしい遊びをスキップして、
大人でもむずかしいことを学ばせる親たちと同様に、
正しい教育をしているとは思えません。
コントロールできないエネルギーを得て、
子供は正常な生活ができなくなるかもしれません。
クンダリーニ・ヨガ(2)
2014年10月21日 · コメント(0) · 未分類
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