上昇宮(2)
上昇宮というタイトルで先に述べたことの継続です。
ASC(上昇宮のこと)と他の惑星とのアスペクト(座相)は、
成功の人生を求める人に大きな意味を持っています。
人生で困難に遭遇し占星学者を訪れる人たちに、
ASCのフォースをうまく活用できるようにアドバイスできるといいです。
先のブログでは、
例として巨蟹宮にASC(アセンダント)がある人の場合をあげました。
この人の例で言えば、イニシエーションの道に入っていない人、つまり、通常の人の場合には、
家庭生活の幸福や他者に対して月が示す感受性と受け身的姿勢を心掛けるようにアドバイスします。
イニシエーションの道に入っている人には、
巨蟹宮の秘教的支配星である海王星を通して流れる第六光線の特質が発揮できるようにアドバイスします。
イニシエーションの道に入っている人なら、
きっと占星学に興味を持っていて自分で第六光線の特徴を調べるでしょう。
従来の支配星を使うべき人と秘教的支配星を使うべき人を、
どのようにしたら見分けることができるでしょう?
占星学の基本事項で、
カーディナルクロス(基本の十字)・フィクストクロス(固定の十字)・ミュータブルクロス(変動の十字)と、
三種類のクロスが述べられています。
基本の十字というのは白羊宮(4月)・巨蟹宮(7月)・天秤宮(10月)・磨羯宮(1月)の四つのサインを言います。
固定の十字とは金牛宮(5月)・獅子宮(8月)・天蠍宮(11月)・宝瓶宮(2月)の四つのサインを言います。
変動の十字とは双児宮(6月)・処女宮(9月)・人馬宮(12月)・双魚宮(3月)の四つのサインを言います。
基本の十字に多くの惑星とASCとMCなどが入っている人は、
イニシエートである可能性が高く、
社会的地位はともかくとして、
この世界で重要な役割を果たしています。
固定の十字に多くの星とASC・MCなどが入っている人は、
道に入りかかっているか意図的に道を追究しようとしている人の可能性があります。
変動の十字に多くの星とASC・MCなどが入っている人は、
意識の焦点が太陽叢チャックラにあり、
パーソナリティーの確立が課題となっています。
変動の十字に星が多い人には従来の占星学の支配星でいいです。
問題は固定の十字に多くの星が集まっている人です。
パーソナリティーが確立されて道に入ろうとしている人は、
従来の支配星では不十分な診断しかできないかもしれません。
そのような人と基本の十字に多くの星が集まっている人に対しては、
秘教的支配星を用いなければなりません。
上昇宮(2)
2014年12月19日 · コメント(0) · 未分類
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