魂とは?
「肉体に魂が宿るって、どういうこと?」。
友人は私に尋ねました。「うまく説明できますか?」
私は黙っていました。
質問した人が素朴なおばあさんということで、
学術的表現に満ちている秘教のことを話しても仕方ありません。
すべての人に魂は内在するというものの、
すべての人が魂意識を持つわけではなく、
魂とはなんぞやという人もいます。
日本には「情けは人の為ならず」という諺がありますが、
この諺が意味していることを実感している人は、
魂という言葉を知らないとしても、
魂に接触しているといえます。
すべての人は無意識的に魂の存在を認めています。
人は仏壇の前や墓石の前で手を合わせ、
肉体を持たない人に心の中で呼びかけます。
自分だけでは解決できないような困難に遭遇したときも、
思わず手を合わせて偉大なる霊存在に助けを求めます。
その他にもあります。
これらの行動は魂意識とは認識していないかもしれませんが、
人間は肉体だけの存在ではないということを、
潜在的には認めているのです。
もっと詳しく魂の仕組みを知るには秘教の教えがあります。
秘教の教えの重要作アリス・ベイリー著「ホワイト・マジック」の中に、
「人間の三様相」という章があります。
デルフォイの神託に「人よ、汝自身を知れ」というのがあります。
人間は自分自身を知ることによって神に戻る道を発見できるからです。
人間自身の構造が神さまの構造であり、
宇宙の構造であることが示されています。
その中の魂の働きと仕組みは、
形態ではある血液の存在が、
形態のない魂を象徴的に表しているということが書かれています。
血液はすべての細胞に命を与え、すべての細胞を結びつけています。
聖書には「血液はいのちである」と書かれていますし、
イエス・キリストは「これは私である」と述べています。
難しいことは抜きにして、
年をとると分離意識を持ち続ける自分だけのためでなく、
他の人々に奉仕しなければという思いに目覚めます。
これは形のない魂の働きでなくて何でしょう?
魂とは?
2015年01月24日 · コメント(0) · 未分類
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