合気道
高校生のとき、
クラスメイトに合気道部の部員がいました。
彼が「先輩に向かって行くと、ワザをかけられて、倒れる時気持ちがよい」
と話していたことを思いだしました。
敵対者同士が弱肉強食的に闘えば、
負けた方は敵方に対して、
憎しみや怒りの気持ちが残るだけで、
所謂「憎しみの連鎖」が作られます。
スポーツや武道の達人の中には、
対抗する者が悔しさを抱くのではなく、
自分の中の憎しみや怒りの感情を
別の感情に変化させてくれた達人の優れたワザに対して、
拍手し感謝したくなる達人がいます。
動画スライブの中で、
スライブの作者フォスターは合気道の創始者植芝盛平を讃えています。
世界支配を目論む金融界の少数のエリートたちに対して、
フランス革命の時のように、
武力を使って破滅させるのでなく、
合気道の精神でこちらの陽の(気の)エネルギーを、
相手の陰の(気の)エネルギーと合流させ、
創造活動に組み入れることをフォスター氏は提案しています。
「憎しみの連鎖」ではなく、喜びの連鎖が築かれていくかもしれません。
新しい時代は対立する勢力の抗争ではなく、
弁証法で言われるように、
対立する力が止揚(アウフヘーベン)されるのだと想像しました。
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