不安感
アメリカ旅行の時でした。
私たちはスミソニアン博物館を訪れていました。
そこで見た光景に驚かされました。
若い活動的な母親が三歳ぐらいの坊やを連れていましたが、
母親は二メートルほどのロープの先に胴輪をつけ、
男の子にそれをつけて迷子とならないようにしていました。
驚いて母親の顔を見ると、
彼女はいたずらっぽい表情をして私を見ました。
その時これはアメリカ流のやり方かもしれないと思いました。
この光景と無関係ではありませんが、
かつて平屋とマンションの違いを比較するアンケートで、
幼児期を
平屋ではなくマンションの四階以上で過ごした子供は、
何らかの不安感を平均以上に呈するという
心理学者のアンケート結果の報告を読んだことがあります。
子供が二、三歳の頃、ベランダに近づく度に、
子供が落下するのではないかと、
母親は心配の気持ちを抱きます。
子供が育つ過程で、
母親からの不安の想念を絶えず感じていると、
その不安の想念が子供のアストラル体の育成に影響を与えて、
子供は思春期以後神経症に似た不安感に悩まされるかもしれません。
母親の不安の想念は、幼児期の子供を見えないロープでつないでいます。
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