バスに乗って移動しながら、
ラグビー選手五郎丸さんのルーティーンのことが
気になっていました。
メンタルトレーニングの専門家が、
五郎丸選手のメンタリティーの安定性を確保することが、
キックの成功率を高めることにつながると言って、
五郎丸さんにルーティーンを勧めていました。
これはスポーツに限ったことではなく
すべての分野にあてはまると私は述べました。
反復練習することで、
メンタリティーの安定性を確保します。
正確に言えば、
失敗したらどうしようとか、
絶対成功したい、
とかの情緒的思考からも離れるということを意味しています。
失敗の怖れを予想して心は動揺します。
かつて瞑想はゼロ点を目標としているということを述べました。
五郎丸選手のルーティーンも、
ある意味ゼロ点を目指しているかもしれません。
思考のゼロ点に達すると、
直観が働くようになります。
直観的となるとラグビーの場合は、
ボールを蹴る動作が神業的になるのだと思います。
相撲の関取が勝ち負けにこだわる心から離れて
「自分の相撲を取る」と表現しているのに似ています。
スポーツ選手が勝ち負けの心の葛藤から離れ、
「自分のスベリ」なり、「自分のプレイ」に集中すると、
直観の世界にはいることができるのと同じです。
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