世界遺産の仏教遺跡があるミヤンマー今の住人は、
11世紀に元によって滅ぼされた人々の末裔だそうです。
仏教遺跡を残した優れた文明を持つ人々が、
強力な軍隊組織を持つの元に滅ぼされたという話に関連して、
同様に優れた文明を築いた民族のことを思い出しました。
ペルーのインカの人々です。
アンデス山麓にマチュ・ピチュという都市国家の遺跡があります。
石組みの技術は現代の建築技術に劣りません。
このような都市国家を建設するほど優れた文明を持った人々が、
スペイン軍に簡単に滅ぼされてしまった、
という話と共通するものを感じました。
彼らはともに軍隊を持たず、
征服者たちに簡単に滅ぼされています。
学生の頃は、
滅ぼされた民族はなんて弱い未開人だろうと考えていましたが、
今は考えが逆転しています。
仏教を国教として栄えたミャンマーの村を滅ぼした元も、
インカの人々の黄金を奪ったスペインの軍隊も、
何て野蛮な人々だっただろう。
ところで、
滅ぼされたインカの人々と古代ミャンマーの村人たちは、
次の生涯はどんなだろうと興味が湧きます。
ジャンヌ・ダルクのように、
覚者となっていないとしても、
地球という牢獄には生まれなかったかもしれません。
私は自衛権を否定しているわけではありません。
老婆心ながら、誤解の無いように。
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