秘教日記

パタンジャリのヨガ経典だったと思いますが、
「宇宙は犠牲をなさざる者の住む所にあらざるなり」
という文をフト思い出しました。

鉱物は植物の栄養素として取り込まれ、
植物は動物たちの食物となり、
動物の中には人間の食物になるものがあります。

同様に、
人間の中には犠牲の供物のように、
ハイラーキーに取り込まれる人もいます。

ある人々は、
自分は犠牲者だという思いを免れることができません。

イエスの磔のイニシエーションは、
犠牲のイニシエーションとも言われています。
これは第四秘伝に当たると秘教は伝えています。

占星学は、
魚座（双魚宮）の特質を持つ者は、
何らかの意味で世界救世主の特質を帯びると伝えています。

魚と言えば、
新約聖書に登場するペテロは漁師でした。
ガリラヤ湖で網を打っているとき、
通りがかったイエスに、
「（魚ではなく）人間をすなどる者にしてあげよう」と言われて、
すぐにイエスについて行きます。

ペテロは今はモリヤ覚者となっていて、
ハイラーキーのマヌの部門のアシュラムを統括していることが、
伝えられています。

「人間をすなどる」という表現は、
双魚宮との関連を思わせます。

マイトレーヤからのメッセージ第７０信に、
「・・・
　投げられた網には、我が友よ、あなたがたも含まれよう
　・・・」
という表現があります。

私たちは投げられた光の網にかかった（魚）のようですね。