NHKTV朝の日曜討論で、
シリア難民とISのテロリストについて、
対策などが6人の論客で話し合われていました。
討論を聞きながら、
究極の正義とはなんだろうか?
とフト疑問に思いました。
ISが誕生してきた経由も話題に昇っていました。
オバマ大統領がISを壊滅させる空爆の軍事作戦に、
あまり乗り気でなかったことが、
大統領の今の苦境の原因の一つになっている、
と指摘する人もいました。
この人もISを空爆して壊滅させることが、
正義であると考えていらっしゃるようです。
アメリカでは銃乱射の事件が後を絶ちません。
大統領が銃規制の法案を提出しようとすると、
自分の身を守るために銃を持つことは必要ということで、
アメリカは反対派が多数を占めます。
アメリカ流の正義とは、
自分の方がやられる前に、
相手を銃でやっつけるという自己防衛の正義です。
今年の春にマイケル・サンデル教授の、
ハバード大学の熱血教室ということで、
正義について米・中・日のエリートの若者たちが討論しました。
さすがに、
アメリカ流の正義を強く主張する人はいませんでした。
若い人々の議論を聞いていて私が思ったことは、、
正義も意識レベルというか、
魂の成熟度によって異なります。
幼児が利己的なことは自然なことで許されるべきですが、
成熟した大人が利己的であれば、
社会からつまはじきにされます。
だから大人は巧みに偽我を作って、
利己的ではないフリをします。
それと同じように、
大人たちは巧妙に正義のフリをしますが、
世の中には正義とは明らかに違う状況があふれています。
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