アメリカは19世紀の西部開拓時代を経て、
現在の国を築きました。
東海岸から西海岸へと勢力を拡大していく過程で、
大多数の国民は、
弱肉強食の世を生き抜いてきました。
自分たちの財産を守るためには、
略奪者の命さえ奪うことが正当防衛として認められてきました。
法の支配の及ばない広大な荒野では、
やむを得なかったかもしれません。
「不死というあなたの現実」の著者
ゲイリー・R・レナード氏のジョークに次のような話があります。
牧童たちが牛泥棒を捕まえて、
牧場主の前に連れ出した。
牧場主は言った。
「つるせ。そうすれば分かるだろう」。
牧場主が最期を迎え、
審判を受けるために天使の前に連れてこられた。
死んだ牧場主は、生前多くの牛泥棒を殺していたので、
恐怖で体を震わせていた。
天使たちに連れてこられた牧場主の面前に立って、
イエスは言った。
「許せ。そうすれば分かるだろう」。
アメリカ流の正義は、
ハムラビ法典に書かれているカルマの法則
「目には目を、歯には歯を」を越えて、
アンバランスに相手の生命を奪うことも、
正義と見なされたようです。
憎しみの連鎖が途絶えがたいです。
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