秘教の第一公理「エネルギーは思考に従う」という言葉が真実なら、
オープンマインドで人の話を聞くという態度は、
私たちが理解している以上に大切なことです。
最初から否定する心で人の話を聞く人には、
否定したマインドに応じた現象しか観察できません。
エネルギーがそのように働くからです。
秘教治療に於いて、
「病気が治ったら、信じてやる」という考えの持ち主に、
愛のエネルギーを差し向けても、
治療エネルギーは信じない思考に従うので、
治療家はひどい反発を味わうだけです。
新約聖書の中に伝えられている
イエスの治療の話は参考になります。
ローマ兵の百卒長の召使を遠隔治療で治す話をお読みください。
イエスに自分の召使の病気を治してくれと依頼するローマ兵は、
イエスを神の子と信じ、
イエスのみ言葉をいただけば、
わざわざ家まで来ていただかなくてもいいと言います。
イエスは、
「あなたの信仰が召使の病気を治療した」と述べています。
「信じる」という思考によって、
エネルギーがそのように働くからです。
鵜呑みにするのではなく、
伝えられた情報が正しいものか、
それとも空想に過ぎないかは、
科学的検証の姿勢で調べます。
一旦は作業仮説(英語ではworking hypothesis)として受けいれ、
その情報に基づいて一定の期間注意深く世の中を観察し、
心の変化を見るというのが、
科学的検証の姿勢です。
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