秘教日記

NHKの日曜討論で、
アメリカ大統領選の共和党候補者トランプ氏が話題にされていました。

論者たちは口々に、
トランプ氏が仮に大統領に選出された場合の、
氏の米大統領としての資質に疑問を投げかけていました。

特に外交について、
トランプ氏はこれまでの大統領の方針と大きく違う政策を述べて、
民衆を引き付けていたからです。

政治に詳しいとは言えない私も、
トランプ氏が大統領候補として、
指名獲得競争に勝ちあがってきたことに、
今のアメリカの衰退ぶりに不安を感じています。

１９世紀終わりから20世紀初頭のアメリカは、
世界をリードすべき、
豊かで開けた先進国というイメージを持っていました。

建国時には、ワシントンやジェファーソンなどの、
そうそうたる人たちが大統領でした。

学生の頃にアメリカ史を学んだ時は
アメリカは世界のリーダーにふさわしい国だと感じていました。

「マイトレーヤの使命」（ベンジャミン・クレーム著/石川道子訳/シェアジャパン出版の補遺）で、
世界のイニシエートたちの進化段階をみると、

初期の頃のアメリカ大統領は、
高い段階のイニシエートたちだったことが分かります。

いつの頃からか、
アメリカ大統領は物質主義の傾向の大統領となって、
そのような大統領が選出されるにしたがって次第に国力が衰え、
建国当時の自由・平等を高く掲げる、
理想の国家ではなくなりつつあります。

今度トランプ氏が大統領に選出されるなら、
物質主義的傾向が更に深まり、
アメリカはますます苦境に落ちこむような気がします。

アメリカ国民がかつての強いアメリカを望むなら、
再びリンカーンのような大統領を選んでほしいです。

あなたはリンカーンのゲティスバーグ演説を読みましたか？