土・日には、
病院から外出する入院患者が多いです。
隣のベッドにいる同室の人も、
日曜礼拝のために外出します。
私がうらやましそうなことを言ったのか、
”いっしょについてきてもいいよ”と、
私を誘ってくれました。
気晴らしになると考えて、
彼の付添の人に連れってってもらうことにしました。
おむかえの人は、彼が最近入信した教会の人で、
難病の人のケアを心得ているのか、
私の車椅子を押してくれて、
車に乗り降りするときに、ケアしてくださいました。
礼拝に参加して、一緒に讃美歌を歌い、お祈りしました。
小さな教会でしたが、
わずかな人数の参列者の純朴さが感じられ、
全体の雰囲気はとても清らかで、
醸し出す雰囲気には癒しの力があると感じました。
礼拝の終わりに、
牧師さんが私のために特別に祈りをしてくれました。
洗礼を受けて教会の信者となるように、
勧誘されました。
私は、”仏教徒です”と言って、教会の信者となることは、
お断りしました。
勧誘する人はどの教会の牧師さんもそうだと思いますが、
「聖書は、世界で最も古く、
仏教の教えも、聖書の教えをマネしている」と言って、
キリスト教が最も権威ある教えであると強調しました。
人びとに教えを伝えようとするとき、
誰もが陥りがちな誤りは、
自分の信ずる教えが最高である、と言って、
知らぬ間に自分の信仰と同じ教えを押し付け、
壁を築いてしまいます。
私も他者の自由意志を冒さないように、
細心の注意を払わねばと、
思ったことでした。
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