秘教日記

幼子には二通りの意味があります。

3/8ののブログでは”幼子のように”と題して、
大人の偽我の知恵を捨て去り、
幼子の無垢さを取り戻すことの大切さを主張しました。

もう一つの意味は、
魂の成熟度が幼いという意味で、
大人げない、わがままな人のことを幼いと言います。

秘教的な意味で第二段階以下のイニシエートは、
幼子と呼ばれます。

大宣言のときの人類の反応は、
もちろん前者の無垢な心を取り戻すことを意味しています。

人が物質界に生まれて来る前は、
物質界での経験が魂の成熟に欠かせないものであることを、
知っています。

肉体を離れた人は、
”ほとけ”の全知の能力に比肩される、
肉体が持つ制限から解放されて、
人生の目的と意義を認識しています。

母親の胎内から産道を通って、
この世に生まれる時、その記憶をすべて忘れ去って、
新たな気持ちでこの世で人生経験を積みます。

執着愛を持つ両親に育てられる過程で、
大人たちの条件付けの影響を受け、
幼子の純粋さを次第に失って行きます。

大宣言のとき、人々はみな自分も神の子であったことを知り、
父なる神から人類に託された遺産を、
神の代理人であるマイトレーヤにから伝えられ、
自分がこの世にやってきた意味を思い出します。

それは幼子のときには、
うっすらと覚えていたことかもしれません。