私が平行棒を掴んで、
リハビリの歩行訓練を毎日している姿をみていた
91歳のご婦人が言いました。
”中国の諺で、
なにごとも不可能なことはない。どんなに困難なことでも、
そこから抜け出せるという信念を持って努力すれば、
いつかは達成できるという意味のものがあります”と。
ちょうど霊的意志とは、どんな意志なのかな?っと考えながら、
リハビリをしていたので、その諺に興味を持ちました。
”その諺はなんと言っていますか?”と私は尋ねました。
”吉祥如意(きっしょうにょい)という諺です。
わたしはこの諺を壁に張って、
毎日眺めています”という答えでした。
話は変わって、
スポーツ選手たちは、
明確な目的意識を持って日々肉体鍛錬しています。
イニシエーションの道を辿ろうとする人は、
神に一歩でも近づこうという
意志力を日々鍛錬するのと同様です。
ところで大祈願の第三聯には、
”神の意志、明らかなる中心より
大目的が人の貧(とぼ)しき意志を
導(みちび)かんことを
如来(にょらい)は大目的を知り
これに仕(つか)えたもう”とあります。
霊的意志はどんなものか分かったわけではありませんが、
霊的意志を鍛錬する方法は、大目的に仕えることかな?
これは刀剣の鍛造に似ているとは思いませんか?
”焼入れ”はイニシエーションと似ています。
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