昨日のブログに、
ババジの弟子を自称する人のことを書きました。
神秘力を誇示する人に限って、
自称求道者に低級神秘力を授けます。
ブラヴァツキーの「沈黙の声」(竜王文庫)には、
”低級神秘力の危険を知らざる者のために”と書かれています。
ヨガナンダの本によると、
ババジは4段階以上の弟子を指導しているそうです。
4段階のイニシエーションは、
”放棄のイニシエーション”と呼ばれています。
自称ババジの弟子が4段階のイニシエートであるかどうかは、
常識人ならすぐ分かるはずです。
話は変わって、
クリシュナムルティの「大師のみあしのもとに」(竜王文庫)
という本には、
透視力などの超能力を三段階のイニシエーションを得るまでは、
持たないように、とKH大師がクリシュナムルティに諭しています。
なぜ、三段階のイニシエートになるまでは、
透視能力を持たない方よいかは、
ヨガナンダの「あるヨギの一生」を読むと分かります。
インドではヨガが盛んで、
ある人がヨギの超能力を得たいと一人瞑想にいそしんでいました。
そこへ聖者が通りかかり、
熱心にヨガ行者が瞑想する姿に打たれたのか、
彼に超能力を獲得する方法を伝授します。
聖者から超能力を伝授されたヨガ行者は、
聖者が去った後、その超能力を見世物に使って、
民衆からお金を徴収しました。
超能力を伝授した聖者は、
自分が伝授した能力がどのように使われているかを見るために、
再び行者のもとを訪れました。
自分が伝授した超能力が見世物として利用され、
民衆からお金を徴収している行者に、
そのように超能力が使われたカルマ的結果がどのようになるかを、
超常的な映像でみせました。
弟子は自分が間違っていたことを知り後悔し、
ヨガの行法を辞めました。
コメント (0)
コメントはまだありません。