「剣で立つ者は剣で滅ぶ」
これは、イエスがペテロをたしなめて言った言葉です。
ペテロはイエスを捕えようとしたローマ兵から、
イエスを守ろうとして,、
剣を抜いてローマ兵を切りつけたからです。(マタイ26:47~54)
カルマの法則を具体的に解説した言葉と、
理解できます。
話しは変わって、
昨夜(7/2)、TVの報道番組を見ていましたら、
ISの支配する廃墟のようになった陥落寸前のモスルで、
IS兵を300名ほど撃ち殺したという
イラク民兵のスナイパーが、
ライフル銃を構えている様子が映されました。
その様子を見ているうちに、
私はフト、次のように思い巡らせました。
パウロは愛を説きましたが、
愛の宗教キリスト教が世界に広まっても戦争はなくならず、
寧ろ宗派の対立から戦争は広まって行きました。
これまで、人類はイエスが教えようとしたカルマの法則を
よく理解できなかったからに違いない。
剣で立った有名な歴史上の人物は、
ジュリアス・シーザーやナポレオンなどです。
彼らを含め、三国志の中に出て来る武人たち、
そして日本の武士の中には、
戦いの中で刃(やいば)に倒れることを本望としました。
彼らは死を恐れぬ第一光線タイプの英雄たちです。
英雄たちはイエスが語ったカルマの法則を
潜在意識で知っていたかもしれません。
なすべきことをなし終えて、
武人たちは戦場で刃に倒れることをよしとしましたから。
支配し権力を揮わんとすることを目標にする人々と、
人々を解放することを目標にする人々との戦いが、
人類の長い歴史だったのだなあ、
と思い巡らせました。
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