この老人ホームの施設では、
一ケ㈪に一度ずつ、入居者を外に連れ出す。
数人の入居者がほとんど毎日のように、
戸口のドアが開くかどうかを調べているのを見ます。
私も外出したくて仕方がない。
だから、一ケ月に一度の外出は、
いわば入居者の鬱憤のガスヌキの意味がある。
近くに桃巌寺(トウガンジ)があり、
最近その寺の大仏を、
デイサービスの送迎バスの車窓から目にしました。
施設にやってくる看護師さんと、
一ケ月に一度の外出のとき、
私はその桃巌寺にいきたいと、
言いました。
この寺に十八才未満お断りの掲示がありました。
看護師との話しの中で、
未成年者が拝観できないものがある、
ということが話題になりました。
聞くところによると、
男性器と女性器をかたどったものが、
オマツリしてあるからだという。
それはインドで見かけられるリンガムというご神体です。
生殖器のご神体は、
一宮(イチノミヤ)市の姫の宮神社や
犬山市の田縣(タガタ)神社にもあります。
五穀豊穣と国土の発展を祈ったのが起源と記されています。
性エネルギーは生命エネルギーであり、
創造エネルギーであることは、
超古代文明では知られていました。
そのご神体をみこしにして練り歩くお祭りは、
天下の奇祭として海外にも知られ、
多くの外人さんが見にきます。
二つの神社では未成年者お断りの看板はありません。
インターネットやDVDなどで、
煽情的な情報が氾濫している現代に、
生殖器をかたどったご神体を青少年が拝観するのは、
公序に反するという理由で桃巌寺は断っているという。
時代遅れの看板だなあと、
思ったことです。
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